【ジャンル別】サイト改善時に導入すべきおすすめツール14選

ホームページやECサイトなどのWEBサイト運営担当者にとって、アクセス解析は必須業務。

しかし、一口にアクセス解析といっても、世の中には数多のツールが存在しており「一体どのツールを使えばいいか分からない…」と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、実際にサイト改善を行うプロが使用している”使えるサイト改善ツール”のご紹介をしていきたいと思います!

サイト改善は「定量的」と「定性的」の両面からアクセス解析を行う

アクセス解析は「定量的な解析」「定性的な解析」の2つに分けることができます。

この2つの側面からアクセス解析し、サイト改善を行うことで、より売上の上がるサイトへと改善することができるのです。

定量的な解析とは

定量という言葉は辞書には以下のような説明がされています。

数値・数量であらわせるさま

つまり定量というのは、物事を数字を使って具体的に表している場合です。

日本の女性の48%が3年以内に社会復帰をしたいと思っている
我が社の売上の70%は2割の自社製品でカバーしている
上記の具体例のように、◯◯%や◯◯年以内・以上など、具体的に数値で表しているさまをを『定量的』といいます。
引用:ビジログ

「定量的な解析」とは、サイトについて"数字化されたデータ"をもとに解析を行うことです。

あなたのサイトに訪れたユーザーの数やコンバージョンに至った割合などを数字として可視化し、その数字を判断基準として改善案の立案・実行を行っていきます。

定量的な解析を行うメリットは、自分のサイトの状態について明確な数字で把握できること。

例えば、自分のサイト内でどのページが売上を上げているのか、訪問するユーザーはどこから流入してくるのかなどを数字で把握することで、明確な論拠を持った改善を行うことができるのです。

デメリットは、改善の指標はあくまで数値でしかないため、数字の背景であるユーザー心理などは把握しにくいこと、実際の数字・現状の課題・改善施策を紐づけることが難しい点が挙げられます。

定性的な解析とは

定性という言葉は辞書にはこのように説明がされています。

数値・数量であらわせないさま

要は定量とは逆の意味であり、物事を具体的な数値や数量で表していない場合です。

製品Aよりも製品Bが好き
この新商品で必ず競合に勝つことが出来ます!
上記の具体例のように、具体的な数字による説明ができていないさまを『定性的』と言います。
引用:ビジログ

「定性的な解析」とは、"数字では表せないユーザー心理"の解析を行うことです。

サイトの使い勝手における課題抽出やコンテンツに対する興味関心度合いを、あなたのサイトに訪れるユーザーの視点から解析し、改善案を立案・実行していきます。

一般的には、ユーザビリティテストやヒューリックテストなどが定性的な分析手法です。

定性的な解析を行うメリットは、数字では分からない、生のユーザー行動を視覚的に見て把握することができる点。

デメリットは、サイト改善を行う上で施策の優先順位をつけるための論拠に弱いという点です。

定量的な解析におすすめツール紹介

  1. Google Analytics
  2. Adobe Analytics
  3. 忍者アナライズ

Google Analytics

「グーグルアナリティクス」の画像検索結果

概要

世界で最も利用されている、無料で高機能なアクセス解析ツールです。

Googleアカウントがあればだれでも無料で使うことができ、サーチコンソールやGoogle AdWordsなど、他のGoogleサービスとの連携もできます。

無料で使えるアクセス解析ツールの中で、最も優秀であると言っても過言ではないでしょう。

基本的なレポートが見やすく、分析したい情報をカスタマイズし欲しい情報のみを集約させたオリジナルレポートを作成することもできるため、初心者~上級者まで、サイトを幅広く解析することが可能です。

何を導入すればいいか迷っているのであれば、まずGoogle アナリティクスを導入することをオススメします。

ただし、機能が多いがゆえ、網羅するためには時間を要すので、初心者の方は難しいと思ってしまうかもしれません。

金額:無料(有料プラン有)

【公式サイト:Google アナリティクス

Adobe Analytics

概要

「直近1カ月の間にページを訪れたユーザーのうち、同期間内にページを再訪した30代の女性の数」など、かなり詳細なデータセグメントを行うことができます。

しかし、JavaScriptのカスタマイズからサイトに埋め込まれたデータを定義・取得するため、技術的にはなかなかハードルが高いツール。アクセス解析上級者の方にオススメです。

金額:無料(※有料プラン有)

【公式サイト:Adobe Analytics

忍者アナライズ

概要

機能に制限が設けられておらず、アクセス解析機能のすべてを無料で利用するありがたいツールです。

機能は必要最小限ですが、それゆえに非常にシンプルな操作感なので、Google アナリティクスやAdobe Analyticsに苦戦していたWEBサイト担当者やアクセス解析初心者にとって、使いやすい仕様になっています。

金額:無料

【公式サイト:忍者アナライズ

定性的な解析におすすめなツール紹介

  1. Ptengine
  2. ONI Tsukkomi
  3. Contentsquare

Ptengine

概要

サイト内でのユーザー行動を視覚的に見ることができるヒートマップールです。
1ヶ月から始められるため、導入ハードルが他のツールに比べ低いことが特徴。

Good Design Awardを受賞しており、サイトデザインが綺麗で初心者でも使いやすくなっています。

Optimizelyとも連携しているため、ABテストを実行する際、スムーズに利用することが可能です。

■金額:無料(有料プラン有)

【公式サイト:Ptengine

ONI Tsukkomi

ONI Tsukkomi

概要

あなたのWEBサイトに対し、ユーザーが「ツッコミ」を入れていくことができるツールです。
画面上に直接付箋紙を貼り付けるようにコメントを残せるシステムで、ユーザーの本音をすぐに把握することができます。

集まった「ツッコミ」は、CSVやPowerPoint、既存のタスク管理ツールへエクスポートすることが可能なため、解析~改善のサイクルが効率的に行えます。

金額:無料(有料プラン有)

【公式サイト:ONI Tsukkomi

Contentsquare

Contentsquare

概要

世界100000社の導入実績を誇るヒートマップツール。

ヒートマップ機能はもちろん、サイトに訪問したユーザーのマウスの動き・入力など全てを録画することができる「ビジターレコーディング機能」が最大の特徴です。

金額:月額23,980円~

【公式サイト:Contentsquare

その他目的別サイト改善ツール紹介

  1. EFO改善ツール
  2. 競合分析ツール
  3. SEO対策ツール
  4. ABテストツール
  5. レコメンドツール

EFO改善ツール

  1. formy
  2. Gyro-n EFO

formy

概要

安価で容易に扱えるツールです。PVやUUの数がどれだけあっても金額は変動しないことが特徴。

1つのフォームにつき6,000円で使用することができます。

■金額:月額6,000円~

【公式サイト:formy

Gyro-n EFO

概要

ログ解析機能に優れており、離脱の多い必須項目、エラーの発生している項目の上位5つを表示してくれるため、離脱原因の項目を一目で把握することができます。

導入も簡単で、既存のフォームを変更せず、設定タグを貼るだけですぐに利用することができます。
また、設定は専門スタッフが行ってくれるため、導入に手間がかかりません。

■金額:月額16,200円~

【公式サイト:Gyro-n EFO

競合分析ツール

  1. SimilerWeb
  2. eMark+

SimilerWeb

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概要

競合サイトのURLを追加するだけで、簡単に競合他社のWEBサイトの全体像を数字化されたデータで把握することができます。

具体的には

  • アクセス数/平均滞在時間/直帰率
  • トラフィックの内訳
  • どんなWEBサイトからリンクされているか
  • どんなキーワードからの流入が多いか
  • どんな広告を出しているか

といったことが分かります。

競合サイトを丸裸にできるので、まだ導入していない人はぜひ導入をオススメします。

■金額:無料(有料プラン有)

【公式サイト:SimilerWeb

eMark+

概要

国内に約20万人のモニター会員を抱えており、そのモニターのインターネット上での行動データから、様々なサイトへのアクセス状況を分析しています。

「競合の動き」「市場の変化」をすばやくキャッチできるため、自社サイトの改善に大きく役立てることが特徴です。

また「世帯収入」や「子供の有無」「職業」などといった詳細なユーザー属性を把握することもできるため、それぞれのユーザー属性に適したアプローチをかけることが可能です。

■金額:無料(有料プラン有)

【公式サイト:eMark+

SEO対策ツール

  1. キーワードプランナー
  2. ahrefs

キーワードプランナー

概要

キーワードプランナーは、Google検索におけるキーワードの月間ボリューム数や、キーワード候補を推薦してくれるツールです。
ユーザからの需要が高く、競合の少ないキーワードを選定し、自身のサイトを上位表示させるために有効です。

ただし、もともとは広告出稿用のツールですので、広告出稿である程度金額を使っていないと詳細な検索ボリュームが見れない仕様となってしまいました。

■金額:無料

【公式サイト:キーワードプランナー

ahrefs

概要

被リンクを中心としたSEO対策に有効。世界中の多くのサイトの情報を保有しているため、データ力が非常に高いツールです。

ahrefsは、何と言ってもインデックスの多さが特徴で、GoogleやBing同様、独自のクローラーを搭載しており、クローリング速度やインデックスへの反映が非常に早く、精度の高い被リンク状況を把握することができます。

■金額:$99/1ヶ月(最初の14日間は無料)

【公式サイト:ahrefs

ABテストツール

  1. Google Optimize
  2. Optimizely

Google Optimize

概要

Google アナリティクスに搭載されているABテスト機能です。

普段からGoogle アナリティクスを使用している方であれば、直感的にABテストを行うことができる点が嬉しいところ。

また、搭載されているビジュアルエディタ機能により、A・BパターンのWEBページの要素をドラッグ&ドロップで簡単に変更することができます。

■金額:無料

【公式サイト:Google Optimize

Optimizely

概要

全世界で7,000社導入しており、シェアNo.1のABテストツールです。

Optimizelyが発行するタグを挿入するだけで、簡単にABテストが行えます。

ABテストのほかにも、多変量テストが行えたり、ヒートマップ機能も付いていたり、抜群の機能性を持ち合わせていることに加え、ネイティブアプリにも対応している点が大きな特徴です。

テストページの作成も、専用のエディターの使用でPower Pointのような感覚で制作できます。

■金額:一部機能無料(有料プラン有)

【公式サイト:Optimizely

レコメンドツール

  1. 楽レコ
  2. さぶみっと!レコメンド

楽レコ

概要

導入継続率98%を誇るレコメンドエンジンです。

他のレコメンドサービスに比べ、非常に安価で利用できることが特徴です。

安いだけではなく、ECサイト担当者の「作業時間削減」を実現させるため、関連商品の登録や商品ランキングなどを自動作成してくれるので、WEBサイト担当者は大幅に作業時間をカットすることができます。

■金額:月額10,000円~

【公式サイト:楽レコ

さぶみっと!レコメンド

概要

導入実績数1,000以上の国内最大級のレコメンドツール。

容易に導入ができ、最短1週間で表示開始することが可能です。

  • リピーターを増やすため、レコメンドメールを送付できたり
  • 50種以上のデザインテンプレートが選べたり
  • 新商品の登録や価格変更にも柔軟に対応できる

といった特徴があります。

Google アナリティクスと連携することで、成果が見やすいレポート機能も搭載されています。

■金額:月額:39,800円~

【公式サイト:さぶみっと!レコメンド

まとめ

いかがでしたでしょうか?

世の中には数多のツールが存在していますが、それらを網羅することは非常に労力のかかることです。

まずは、今回紹介したツールを使用して、あなたのWEBサイトを改善し、売上を向上させていってくださいね!

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