【無料・有料別】おすすめのCMS比較10選|目的やサイト形態別での選び方

CMSの導入を検討しているけれど、どのサービスがよいかわからない方もいるのではないでしょうか。CMSは業務効率の改善にもつながることから、導入してから失敗だったという事態は避けたいですよね。しかしCMSも複数あるため、検討しているサイトに向いているかどうかは判断しづらいでしょう。ここでは無料と有料にわけて、おすすめのCMSをそれぞれピックアップしていきます。

無料で使えるフリーのおすすめCMS

CMSを提供している企業や団体は複数あり、無料で自由に使えるタイプもあれば、有料で料金を支払って利用するタイプもあります。無料のCMSをうまく利用すると、Webサイトのコスト削減が可能です。無料で利用が可能なCMSのなかでおすすめのサービスを5点ご紹介します。

CMS データ容量 商用
可否
独自
ドメイン
有料プラン
の有無
Word
Press
サーバーに
応じる
可能 独自ドメインサーバーで利用 一部のプラグインやテンプレートは有料
Baser CMS 無料:
500MB
可能 有料で可能 有り
Jimdo 無料:
500MB
可能 有料で可能 有り
WIX 無料:
500MB
可能 有料で可能 有り
Zen Cart サーバーに
応じる
可能 独自ドメインサーバーで利用 有り

大まかなCMSの情報がわかったところで、それぞれの特徴を見ていきましょう。

WordPress


出典:引用元:https://ja.wordpress.org/

世界で多くの人が利用しているサーバーにインストールするタイプのCMSです。Webサイトの3割近くといわれているほど利用者が非常に多いのがWordPressの一番の特徴でしょう。テンプレートなどはその利用者が自由にアップロードできるため、有料と無料どちらともデザインが豊富です。

新たな機能を加えるプラグインも50,000以上あり、活用することでさまざまなジャンルのサイトに対応できます。基本的には無料ですがテンプレートやプラグインは一部有料です。サポートを受けられないことがあるのがオープンソースのデメリットですが、利用者が多いので困ったときにはフォーラムなどで解決できます。
https://ja.wordpress.org/

Baser CMS


出典:引用元:https://basercms.net/

WordPressと同様にサーバーにインストールして利用するオープンソースのCMSです。各ファイルやページをツリー形式で確認でき、ドラッグで構造を変更できるので、多くのページを作成する場合でも管理しやすいのが特徴。

最初のインストール内容に含まれているメールフォームのプラグインにて細かい設定ができ、他にも同内容のページを別のデザインやURLアドレスで表示させるなどさまざまな機能がついています。日本人を中心に開発されており、公式パートナーとして認定されている国内の企業から有料でサポートも受けることが可能です。また、一部のプラグインは有料で提供されています。
https://basercms.net/

Jimdo


出典:引用元:https://www.jimdo.com/jp/

アカウントを取得すればすぐにWebサイトがつくれるタイプのCMSで、個人の趣味ブログから企業サイトまで幅広く対応できます。サーバーを契約してCMSをインストールする作業が苦手な方でも手軽に作成できるのが特徴です。

ネットショップ機能も利用でき、無料プランは商品が5個までと多くはありませんが、クレジットカードに対応しておいるため、送料無料設定などが可能と本格的なつくりとなっています。通販を考えているけれど、まず少しずつから始めて大きくなるまでは費用を抑えたいという人の使用にいいでしょう。SNSや動画サイトとの連携も可能で、無料でもサポートに対応してくれるので、インターネットが苦手な方でも安心です。
https://www.jimdo.com/jp/

WIX

Webデザイナーが手掛けたようなサイトを簡単につくりたい方におすすめのCMSです。利用者のレベルに合わせた作成方法があり、AIが自動的にWebサイトを作成するADI、デザインを編集可能なエディタ、開発者でも使いやすいCorvidの3種類となっています。

無料で2,000種類の写真素材、500種類以上のテンプレートを利用できるほか、背景とブロックごとのスクロール速度を変えて立体感をだして固定パーツの作成など豊富な機能があるのが特徴。容量を超えなければ作成するページ数にも制限がありません。有料プランも段階があり、ドメイン接続コースなら月500円とコストも低いです。

https://ja.wix.com/

Zen Cart

通販サイトにおすすめのオープンソースのCMSです。クレジットカードやPayPal決済に対応しているのはもちろん、同商品で色別や大きさ別の販売設定、クーポン機能や新着情報、複数の配送先登録など機能が豊富となっています。管理画面を含めたデモサイトも用意されているので、サイトの雰囲気やどのように商品管理できるかをインストール前に確認することが可能です。

通販に特化しているプラグインやモジュールも豊富で、他通貨での表示対応や特定の状況ごとに請求書を作成する機能などが無料で利用可能。また、一般的なオープンソースのCMSと同様で有料のモジュールもあります。
http://zen-cart.jp/

有料のおすすめCMSサービス

主に企業での利用におすすめのできる、有料で機能や付加サービスが豊富なCMSをご紹介します。プランは固定ではなく、利用状況に合わせて柔軟に設定してくれるのが一般的です。得意分野も異なるので利用内容にあったサービスを選ぶようにしましょう。

SITE PUBLIS

大手企業のWebサイトでも導入されている、ビジネスで発生するさまざまな業務をサポートしてくれるCMSです。サイトの目的や企業規模別に複数のプランがあります。ページ内のコンテンツをブロックごとに管理できるので、直感的に編集が可能です。各ブロック内を外部コンテンツと連動でき、配置をドラッグで操作できます。

Webサイトのコンテンツ作成にとどまらず、ルート営業の計画や報告、行動追跡といった社内管理やマーケティングの機能も豊富です。導入から運用後の保守サービスまでサポートしてくれるので、あまりWeb知識がなくても安心して導入できるのが特徴です。料金はユーザーやドメイン数が無制限のものだと350万から用意されています。
https://www.sitepublis.net/

NOREN

大規模から小規模の企業や公共機関など、さまざまなサイトをサポートしてくれるCMSです。サイト閲覧者の状況に合わせて変動する動的部分と静的部分を同じページのなかで掲載する、サーバーへの負担が軽い設計となっています。表示や管理は複数言語に対応しているので、外国人が担当する企業でも問題なく利用できるのが特徴です。

コンテンツ作成の担当者が複数人でおこなうケースでも、承認の連絡や進捗管理機能があるので業務が混乱することはないでしょう。導入時には利用方法のトレーニングや、運用後に営業担当が訪問してくれるといった対応があるので、CMSの知識がなく導入が不安な方にもおすすめです。プランは利用人数にあわせて1,000万円から対応しています。
https://noren.ashisuto.co.jp/

SiTEMANAGE

ネットショップからBtoB、多言語サイトまで幅広く柔軟に対応してくれるCMSサービスで、階層形式での管理画面や公開時間の設定など便利な機能が豊富なのが特徴です。タブレットにて管理画面を操作できるので、営業の合間に承認するなど、全体的な業務時間の効率化が図れます。

プランは固定ではなく状況に合わせて提案してくれる形式となっているので、オリジナルのプラグインも対応可能です。連携しているSNSや地図サイトなど外部サービスの仕様が変わった場合にも優先的に対応してもらえます。また、サポートプログラムも細かく設定できるのでスタッフのレベルに応じてコストを節約できるのが特徴です。
https://www.sitemanage.jp/

Movable Type

ブログのような文章を中心としたページの更新が多いWebサイトにおすすめのCMSです。基本は有料ですが個人で商用利用ではないケースに限り、無料利用できます。サーバーにインストールする場所を調整することでWebページのなかでブログコンテンツのみに対応させることも可能です。

サーバーにインストールする1回購入のライセンス版と、Movable Typeのサーバーを利用するクラウド版が月額5,000円から用意されており、それぞれのプランによって段階がわかれています。ライセンス版は初年度以外のメンテナンスが別途プランになっているため、トラブル時でも自社で対応できる場合には外すことでコストが節約可能です。
https://www.movabletype.jp/

Live Commerce

海外に向けて商品を販売するネットショップにおすすめのCMSです。CMSの提供だけではなく、開業前にオンラインや各地域で実施されているセミナーにて顧客開拓などについても学べます。プランは予算に合わせて4,810円からや50,000円からなど、主に4種類です。また、起業家向けの月額1,500円からのお試しプランも用意されています。

開店代行も対応しているなど、これから始めようと検討している方を徹底的にサポートするサービスです。カートだけでなくサイト内のスコアリングをしてくれるAI機能などが搭載されており、売上を高めるマーケティングや運用を検討する労力も削減できます。
https://www.live-commerce.com/

まとめ

CMSには無料と有料のサービスがあり、目的や予算を事前に明確にさせてから見合ったものを選ぶのがおすすめです。無料タイプは主に容量などの幅を広げなければ将来的にも無料で利用でき、有料タイプは内容に応じて料金が変動するのが一般的でしょう。CMSのシステムによって作業負担度合いも大きく変わるので事前の無料体験なども活用して選ぶのがおすすめです。

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