ブランディングをしていても、自社の商品やサービスが市場の中で目立たず売上がなかなか上がらないと悩んだ経験はありませんか?

ブランディングとは一言でいうなら「差別化」ですが、その手法は様々で非常に分かりづらい部分がある事は確かです。

しかも、間違ったままだとお金も時間も無駄にしてしまいます。

そこで、ブランディングついて項目ごとに分けてご紹介しています。

ブランディングとは

あなたがお店で何気なく手にした商品に対して、すでに「大人気」「オシャレ」「身体に良い」などのイメージを持っていることってありますよね。

このように名前・ロゴ・パッケージデザイン・名刺等を用いて、企業とユーザーとの間に共通のイメージを持たせる手法を「ブランディング」と言います。

企業におけるブランディング

自社の商品やサービスについて、他社との違いをアピールするために「ブランディング」は行われます。

ユーザーに対して企業側が伝えたいコンセプトやメリットが分かりやすく伝わるので印象に残りやすくなります。

一度認識されると広告宣伝をしなくても知名度によって売上を伸ばすことも高い愛着と信頼を得られると、繰り返し使用して貰える可能性が上がります。

さらに、市場よりも高い価格帯のものでも手に取って貰えるなど、自然と利益が増える結果に結びつきます。

ブランディングは市場における自社の立ち位置を明確にして、ユーザーと自分たちを繋いでくれるメリットの多いマーケティング手法なのです。

個人におけるブランディング


画像の引用元「メガネ×社長ブログ【作家、講師、コンサルタント向けの3行セルフブランド】」
http://d.hatena.ne.jp/kagiroi-nishiura/20110301/1298472497

情報インフラが整備され、SNSなどを通じて個人でもあらゆる情報を発信できるようになった時代になりました。

すると、今までは企業や組織が主体としてやっていたブランディングを個人で行う人も増えて来ています。

インターネットのおかげで、自分の力だけで「ブランド」を構築しビジネスとして成果を上げ売上につなげる事ができるようになってきました。

強みを明確にしターゲット層を絞り役に立つ情報を発信していくと、次第に信頼が得られるようになり、ビジネスとして成立するようになるのです。

ブランド戦略の効果

ブランディングをすると自分たちが目指すゴールがはっきりしてくるので、社内でも商品やサービスのイメージが一致しやすくなります。

またブランディングには、顧客に安心感を与えたり、コンセプトや品質などユーザーが求めている情報を的確に伝える効果も期待できます。

<ブランド戦略の効果>

  • 安定した売上や利益が見込める
  • 企業側が求める優秀な人材が確保できる
  • 取引や交渉を有利に進められる
  • 実績や品質の証明になり資金調達がしやすくなる
  • ブランド力によって新商品やサービスが展開しやすい
  • 充実した職場環境を作り、従業員のモチベーションを上げる
  • 商品やサービスに価格以上の付加価値が付く(市場価格以上で売れる)
  • ブランディングの事例

    一言でブランディングと言っても、具体的にはどのように導入すれば良いのか分かりにくいですよね。

    そこで、ブランディングの成功事例と失敗事例をこれから紹介していきます。

    実際に企業が行った事例なので、ぜひ参考にしてください。

    成功事例

    成功事例の共通点として「顧客が求めている価値を、企業自ら的確に捉え直して、改めてはっきりと定義している」という点が挙げられます。

    様々な視点を持ち、多面的に捉えられるかどうかが成功のカギを握っているようです。

    それでは、早速見ていきましょう!

    マツダ


    画像引用元:https://twitter.com/mazda_pr

    マツダは90年代半ばの頃は、ブランディングが出来ておらず他社に対抗して大幅な値下げを行い自社商品の価値を急激に落としてしまいました。

    結果として買取価格が大幅に値崩れし、マツダで一度新車を買うとマツダ車しか購入できない「マツダ地獄」という言葉が生み出されました。

    そこでマツダは視点を変え、多くのディーラーが狙っている大衆受けを辞めて、マツダ車を愛する人だけが満足できる車づくりを徹底する事にしました。

    マツダを愛するユーザーを大切にする「2%戦略」が功を奏して「車好きならマツダ」というブランドイメージを再構築できたのです。

    セブンプレミアム


    画像引用元:https://iyec.omni7.jp/general/special/f0001sp
    セブンイレブンのお店は、外観から店内までロゴやパッケージデザインなど見事に統一されています。

    しかし、昔は統一感がなくプライベートブランドと他の商品との見分けがつきませんでした。

    そこで、商品のパッケージやブランドマークや売り場など一新して統一感を出したところ、認知度を向上させる事に成功しました。

    さらには、消費者からの意見をダイレクトに商品に反映させたり、品質には徹底的にこだわりつつ値段は安く提供しています。

    このようにユーザー目線のブランディングで、消費者との間に厚い信頼関係を構築しているのです。

    失敗事例

    ブランディングは企業の都合だけ行うと失敗しやすいと言われています。

    あくまでも消費者のニーズに合わせたものでなくては受け入れて貰えないようです。

    では、失敗事例にはどのようなケースがあったのでしょうか?

    ファースト・リテイリング


    画像引用元:https://twitter.com/uniqlo_jp

    ユニクロを運営しているファースト・リテイリングには、「安くて高品質なものを低価格で提供する」というブランドイメージがあります。

    そんな中、ファースト・リテイリングは2002年に安心安全で栄養価が高い野菜を販売する宅配サービス「SKIP」を展開しました。

    しかし、高品質で少し高めの価格帯だったことがユニクロのイメージと合致せず、消費者たちに受け入れられることはありませんでした。

    このような失敗を避ける方法もあるのですが、ユニクロとSKIPについてはこの方法を取らなかったために結果としてブランド戦略は失敗に終わりました。

    WEBマーケティングにおけるブランディング施策

    WEBマーケティングにおけるブランディングには、主に「SMM」と「SEM」の2つの施策がよく行われています。

    これらは似ているように見えて根本的なアプローチ方法が全く違うので、その点に注目しながら見ていきましょう。

    <WEBマーケティングにおける主なブランディング施策>

  • SMM(ソーシャルメディアマーケティング)
  • SEM(サーチエンジンマーケティング)
  • SMM(ソーシャルメディアマーケティング)

    SMM(ソーシャルメディアマーケティング)とは、Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSを活用していくマーケティング手法の事を言います。

    自社の商品・サービスについての情報や口コミなどを拡散させて、集客やブランディングに繋げます。

    やっぱり信頼できる人から勧められた商品ってどこか安心感が違いますよね。

    同様の効果が得られるようにSNSを活用しつつ、自社のイメージは変えず、安定した宣伝効果を狙っていきます。

    また簡単に「いいね」や「フォロー」などのリアクションが返せるため共感性が高く、統一したイメージを持って貰いやすい特徴があります。

    SEM(サーチエンジンマーケティング)

    SEM(サーチエンジンマーケティング)は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンを活用したマーケティング手法です。
    キーワード検索で自社のサイトを上位に表示させることで、新しく顧客を獲得したり見込み客を取り込んだりする目的でSEMは行われています。

    検索結果を上位に表示させて検索エンジンから流入してくるユーザーに対して、商品やサービスなどのブランドイメージを効果的に印象付けられます。

    ユーザーは、上位サイトについて「有名または信頼できる」というイメージを持っている人が多く、購入などの次のアクションにもつなげやすくなります。

    リブランディングとは

    リブランディングとは、ブランディングに「再び」を意味する「re」がついた言葉でブランドの再生や再開発などに言い換えることができます。

    つまり、現状の経営やブランド価値を活かしながら、新たな時代や顧客にも受け入れられるブランドとして定義し直すブランディングのことです。

    基礎となるブランドイメージがあるのでコストを抑えつつ、これまで訴求できていなかった客層にもブランドの魅力を効果的に伝えることができます。

    既存のブランドイメージを保ちつつ、新たな商品やサービスをアピールしていくためにもリブライディングは欠かせない手法なのです。

    ブランディングデザインとは

    あなたは商品のロゴやパッケージを見た瞬間「あっ、これは〇○○のものだ!」と思った事はありませんか?

    ブランディングデザインとはロゴや商品を見たときに、視覚的に認識できるようにするためのブランディング活動です。

    例えば、スターバックスのマークをみたらコーヒーやカフェ、くつろぎのひと時などすぐにイメージが思い浮かびますよね。

    ブランディングデザインには、他にもコーポレートカラーやWebサイト、チラシや名刺・封筒などユーザーに届きやすい様々なアイテムで採用されています。

    私たちは情報の87%を視覚から得ているという研究結果があるように、目で見て認識できるものに対しては大きなインパクトを受けるのです。

    ブランディングがわかるおすすめの本

    それでは早速ブランディングに取り掛かる前に、ぜひ目を通しておいて損はないオススメの実用書を3冊ご紹介します。

    ブランディングには様々な手法があるからこそ、いろんな文献に目を通して一通り知っておくこと理解しやすくなりますよ。

    ブランド戦略・ケースブック

    まずは実際に企業で行われたブランディングの事例を扱った書籍をご紹介します。

    そもそもブランディングはどのような恩恵をもたらす手法なのかを知りたいですよね。

    三ツ矢サイダー、BMW、パイオニアKURO、花キューピット、R25、フラット35など有名企業が行ったブランディングの経過も紹介してあります。

    あなたがもし具体事例から学んでみたいと思っているのなら、この本はとてもオススメです。

  • ブランド戦略・ケースブック/田中 洋
  • 出版社名 同文館出版
  • 価格 ¥3,024
  • 発売日 2012/6/22
  • 通販サイトページURL:https://amzn.to/2BYqEDf
  • ブランド戦略全書

    ブランド戦略をとことん知りたいなら、この本を読んでみることをオススメします。

    細かい部分を理解するためにも、まずはブランディングについて全体像を掴む事はとても大切です。

    ブランディングについて研究と実践の両面から解説してあるので、ブランドが持つ力への理解が深まるだけではなく実務においても役立つ情報が満載です。

  • ブランド戦略全書/田中 洋
  • 出版社名 有斐閣
  • 価格 ¥2,700
  • 発売日 2014/11/7
  • 通販サイトページURL
  • 選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方

    まずはブランディングの基本を知るためにも、最初に読んで欲しい内容が盛りだくさんです。

    近年ではSNSを利用したブランディングなどが展開されているため、昔勉強したけれど改めて学び直したい人にもオススメ。

    買いやすい価格なので、ちょっとブランディングが気になっている人でも手にとりやすいですね。
    あなたが力を注ぐブランド構築において必要なノウハウや考え方が学べる基本の1冊です。

  • 選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方 /佐藤 圭一
  • 出版社名:講談社+α新書
  • 価格:¥907
  • 発売日:2016/8/19
  • 通販サイトページURL:https://amzn.to/2T1U8ul
  • まとめ

    企業や商品が持つブランドイメージは、企業と消費者の両方が持っているイメージが共感・共鳴し合った時に大きな力を生み出します。

    ブランディングに必要なのは、視点の切り替えと広い視野を持つ事です。

    そのためにもリサーチをしっかりして客観的な目線を持ってブランド力を磨いていきましょう。

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