4大SNSを活用して集客を成功させた事例はたくさんありますが、実際にどうやるのかよく分からない、または自信がないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、主要4大SNSを特徴からそれぞれの成功事例を参考にどのように活用すれば結果が出るのかを見ていきましょう。
目次
主要SNS4社の特徴
まずは、主要SNSで4社の特徴についてみていきましょう。
ちなみに主要SNS4社とは
- LINE@
の事です。
まずはFacebookですが、ユーザー層としては10代が極端に少なく、40代が中心で男性がやや多いです。また、60代も比較的多いのが特徴です。友達の友達にまで投稿が届き、いいね!・コメント・シェア数が多い投稿が上位に表示される仕組みになっています。
次にInstagramですが、20代~40代が中心で、女性の比率が60%を超えています。最近は40~50代の利用者の増加率も高いです。画像や動画がメインで、テキストは少ししか書けないのが特徴です。
続いてTwitterですが、20代が最も多く、年代が上がるほど男性の比率が多くなります。日本語で最大140文字までしか一度に呟けないという制限が最大の特徴です。FacebookやInstagramに比べて面識のないオンライン上の人とも繋がりやすいSNSです。
LINE@
最後にLINE@です。LINEは、投稿というよりは、メッセージのやり取りとして主に利用されています。日本では常日頃からの利用者が圧倒的に多いので、登録してもらえると、とりあえず開いて見てくれる可能性が高いです。
企業のSNS活用事例
ここでは実際に企業がどのようにSNSを活用して成功を掴んでいるのかをFacebook、Instagram、Twitter、LINE@順に見ていきましょう。大手の企業でもSNSを活用して発信しています。
発信することにより、集客効果・宣伝効果・消費行動を獲得できるチャンスがあります。まだ開始していないSNSがあれば、今からでも遅くはないです。今日をきっかけに始めてみましょう。
まずはFacebookの活用事例から見ていきましょう。Facebookは、40代中心で男性が多いのが特徴です。
また、テキスト+画像+動画の投稿が制限なくできるため、上手く融合させて消費者の目に止まってくれるように投稿します。「長めの文章+外部リンク+写真」といった感じで投稿するのがベターです。
ANA JAPAN
航空会社のANA JAPANですが、空から撮影する綺麗で美しい写真を主に投稿しています。空や海などの美しさは人の心を虜にし、共感や好感を生みやすいのです。
ANA JAPANがこのような画像を頻繁に投稿することで、消費者の目に止まり、消費行動にも影響を与えているようです。ANA JAPANのFacebookページからはすぐに予約できるようになっています。
トリップアドバイザー
旅行サイトのトリップアドバイザーは、世界各国の旅行の情報や口コミ、価格などをまとめてくれるサイトです。
本拠地はアメリカにあるのですが、日本向けにしっかりと発信してくれている事により、認知と消費行動に影響を及ぼしています。こちらも世界各国のきれいな画像を使って私たち消費者の興味を引いています。
また、しっかりと自社サイトのURLをリンクに貼って、そちらへ誘導させています。
続いてはInstagramの活用事例についてです。Instagramは20代~40代がメインで女性の割合が60%と多いです。
また、基本的には画像を共有することをコンセプトに作られたサービスなので、文章というよりは画像がメインになります。
どのようにして画像メインで集客につなげていくのでしょうか。2つの事例を見ていきましょう。
GU(ジーユー)
GUは、Twitter、Facebook、Youtubeなどもやっていますが、ダントツでInstagramのフォロワーが多いです。画像とハッシュタグで繋がるInstagramが最もアパレルと相性が良いのかもしれません。
また、GUはいくつかの戦略を取っています。まずは、「GU TimeLine」です。#GUTLの画像をキャンペーンページに集めて、あたかも特集のように見せる企画です。
この企画がInstagramではハマり、ページビュー数約40万の人気っぷりでした。気になる商品を見つけたユーザーがすぐに#GUTLにて、レビューや着こなし方、コーデの画像がチェックできることで、イメージが湧きやすく、消費行動にも影響を及ぼしたといえるでしょう。
また、一般ユーザーの投稿をリポストしたりして積極的なコミュニケーションを公式アカウントがしてくるのもウケた理由でしょう。一般ユーザーがGUの服を着て投稿するモチベーションにもなるし、新規顧客獲得にも繋がります。
このような戦略の背景があり、GUのインスタは今も伸び続けています。
資生堂
続いては化粧品会社の資生堂です。資生堂は、普段から新作の化粧品や実際にメイクした人の画像を載せたりしていますが、Instagramを利用してキャンペーンを実施しました。
そのキャンペーンの内容が、インスタグラマーを募集するというもの。応募後、撮影テーマにあった写真を投稿するだけで応募完了です。優秀賞に選ばれた5名の作品は自社ブランドの広告として起用され、優秀賞の5名には自社商品をたくさんプレゼントするといったものです。
上手い具合に拡散されますし、企業にもインスタグラマーにも双方にもメリットがある企画になっています。このように、ユーザー参加型のイベントはとても人気があり、宣伝・集客の効果に繋がりやすいといえます。
次はTwitterの活用事例です。Twitterは20代が中心で、日本語で140文字までしか打てないのが特徴です。
140文字までの中で上手に宣伝したり、リツイートしてもらえるキャンペーンをしたりと様々な活用方法があります。また、リアルタイムの声を拾えたり、口コミを拾えたりもします。そこで今回は2つの事例を挙げて解説していきます。
パナソニック
まずはパナソニックの事例から見ていきましょう。パナソニックは1つの企画でフォロワーを4万人から20万人までにしました。その企画だけでなんと15万人以上のフォロワーを獲得したのです。
その企画とは、対象アカウントをフォローし、リツイートするだけで、抽選でクリスマスプレゼントが当たるというキャンペーンでした。このクリスマスキャンペーン後も継続的にプレゼント企画を続けているようです。
プレゼント企画の良い所は、毎日参加できるので、何度も見に来てくれるようになる。また、リツイートすることで、知らない人も認知できて、さらにそのリツイートで広がっていくという事が挙げられます。
パナソニックでは、直接的な売り上げだけではなく、普段はなかなか届かないTwitterの利用者とも接触して中長期的にお客様になってもらうように努めています。その集客効果が現れていることでしょう。
セブンイレブン・ジャパン
セブンイレブンは様々なツイッター戦略をしています。まずは、積極的なコミュニケーションです。一般ユーザーが投稿したセブンの商品に関するツイートをリツイートしています。
この事で、生の声を伝えることができ、宣伝することなく商品価値を伝えています。また、他にもテレビCMにハッシュタグを入れて宣伝することで、ツイート量を増やしてユーザーの反応や認知度を増やしていきました。
その結果、たくさんの方がそのツイートを目にして集客効果に繋がったようです。
LINE@
最後にLINE@に関する成功事例を2つ見ていきましょう。LINEは、日本人のコミュニケーションツールとして、一番使われているアプリです。
また、LINE@は、企業向け、ビジネス向けのアカウントのことを指します。LINEはコミュニケーションツールとして利用者が多く、一個人にメール形式として届くため、チェックされる確率、目に届く確率が非常に高く、企業の集客や宣伝にも効果を発揮します。
イオン
イオンは店舗ごとにLINE@を導入している所が多いです。とあるイオンの店舗では、新聞の折り込みチラシの約6倍の集客効果があることが分かりました。
まずは、新聞を取っていない若い世代にアピールという点、それとクーポンをつけられる点がとても優れていて、実際にLINE@を見てお店に来てくれる人は多いようです。また、クーポン目当てで来店したとしてもほとんどのお客様がその後に買い物をして帰ってくれるので、利益率向上にも繋がるとの事でした。
店内にQRコードを設置して、スマホで読み取るだけで友達追加できますし、もし緊急の出来事などがあればすぐにメール形式で伝えることができる点も非常に便利です。
KDDIコマースフォワード
KDDIが展開する通販サイト「Wowma!」ですが、LINE@の導入で売り上げが前年比5倍アップしたそうです。その手法としては、やはりクーポンの配布です。今までのLINE@では、各店舗のセール情報を配信していましたが、いまいち伸び悩んでいたそうです。
しかし、全店で使える500円クーポンを配布した所、安定的に売り上げ向上に繋がるようになりました。また、新規顧客の獲得は、「Wowma!」のECサイトの全商品のページに誘導バナーを設置しているそうです。
友達登録するだけで100円OFFクーポンも貰えるため、それを売りにして宣伝しているとの事でした。
まとめ
4大SNSを活用した企業の集客成功事例はいかがでしたか?
SNSは、拡散力が強いので、上手く行けば認知度アップだけでなく、売上アップ、中長期的な見込み客の開拓にも有効です。どのSNSを使ってどのような企画をしたら興味を持ってもらえるのかを考えて実践してみましょう。